衝撃のハッピーエンド!?『双頭の殺人鬼』
昨日、フラリとよった新宿紀伊国屋1階のDVDコーナー。
時々とんでもない値引き品が出るので新宿で時間がある時にはチェックして
おります。この日はH・G・ウェルズ原作の『来るべき世界』が40%オフだった
ので購入。
しかし。
いやー、昔から一度見たいとは思っていたんですけどね、
『双頭の殺人鬼』
まさか昭和30年代の日本が舞台の物語だったとは!
いやー、日本人の外国人に対する「芸者漬け」とか「温泉接待」とか、色々と
凄いものが出てまいりました。
・・・・まぁ実はこれはマッドサイエンティストの日本人が実験台にした外人さん
を観察するためにしていたことなんですが。
で、この外国人の特派員さんが巻き込まれる事情が難儀すぎるのなんのったら。いくら
マッドサイエンティストの実験台になったとはいえ、正直、全然同情できない行動にひた
走ってしまうのですよ、この方が。アメリカで待ってる奥さん放ったらかしにして勝手に
有給取って温泉・芸者三昧、国籍不明美女と毎晩 炭坑節を踊り狂って、気が向いたら夜
の街で殺人を繰り返すってなんぢゃそりゃ。
目玉となるサスペンスフルなシーンはこちら。
まさに目玉なのぢゃ!
んでもって、もうどう考えてもこの特派員さんには悲惨な最期しか残されていないと
思ったら! なんですかあの最後の5分はっ!
マッドサイエンティストの学説?通りに事が進んで、不倫相手の国籍不明美女は消えるは、
奥さんと縁りは戻るは、悪いこと全部責任転嫁できるはっ!
↑これ、肝心な?部分が違う画像に置き換えられちゃってます。なんだよコレ。
しかしまぁ、クライマックスのあの馬鹿出来事が確かに全てを丸く収まる方向に持っていって
しまっているのも確か。・・・・強引過ぎるけど。
ともかく、「一発逆転」というのはまさにこういうシチュエーションなんだろうなぁ。でもって色々
細かい処を考えるとストレートに万々歳とはいかないよね、という絵ヅラで終わってる所が意外と
深い!・・・・まぁ単に放り投げてるだけかも知れませんが。
でも見終わった直後の「やったな!」感には充ち充ちておりました。
・・・・なんか途中で別の作品になっちゃってますが。
一応こちらで全編見れるみたいです。字幕在りませんが。
http://www.archive.org/details/manster