『超・悪人』を見てしまった。

 ※見て不愉快になられる方も居られるかと
  思います。一応、御注意しておきます。

  

超・悪人

 先日、東中野で見たのだけれど、う〜むむ、まぁ、ねぇ^^;;;
 まぁ白石監督スタイルは貫かれていると思います。
 題材が是か非か、というよりはこういう手法で
作る中でどんなことが出来るかという色合いが強い
作品だと思うので、そういう意味ではまた幾つか、
色々なモノを突破している作品では在るかと。結局
フェイクドキュメンタリーというのは作中人物が内省
したり回想したりすることが「出来ない」のであり、
画面の中の登場人物の行動から観る側が読み取らな
ければならない要素が多くなる。文字通り画面に映って
いることが全て、なので、其処から逆算した「計算」
や「演出」が見所になるのかな、と。
 最近はそれこそ、何処にでも動画を撮れるカメラ
があるので世の森羅万象全ての記録が撮れると仮定
出来る訳で〜ネットで自殺が中継されちゃったりする
しねぇ〜こういう語り口の作品はもっと増えてもいい
ような気がします。・・・・まぁこういうのを故意にやろう
とするととんでもなく難しいとは思うんですが。
 この日は、基になった短編作『超・暴力人間』も同時
上映していて、それがあって、ああいう作品に変化・
進化していったのかと考えると一応の納得?も出来たり
して。しかしどうせだったら『暴力人間』の設定〜正義
という名において暴力を振るいまくる人〜のまま膨らま
せてもよかったんじゃないかと思ったりもした。