恐るべし映画漫談トリオ!!?

 某日。知人の方々が企画した上映会に参加。

 
 
 場所はシネマバー ザ・グリソム ギャング


 出し物はこちら。   

 「日本暗殺秘録」
 1969年/東映京都作品/カラー/142分
 監督:中島貞夫 脚本:笠原和夫中島貞夫
 出演:若山富三郎吉田輝雄菅原文太高橋長英千葉真一片岡千恵蔵藤純子
     賀川雪絵田宮二郎里見浩太朗高倉健鶴田浩二


 実は作品そのものをキチンと頭から終わりまで見たのは初めて・・・って東映チャンネルで
やっただろが<自分・・・・だったんですが、まぁ色々と^^;;楽しめました。もちろん、作品のメイン
処はJJサニー千葉が主役を演じた「血盟団事件」なんですが、それに繋がる明治時代の
有名な暗殺事件の描写もなかなか凄かったです。大久保利通の暗殺って大河ドラマとかで
見るといつも大久保の乗った馬車に刺客が一人で斬りつけてくるんだけど本作では集団での
襲撃。あと星亨暗殺事件なんかも、自分が持ってた『歴史読本 特集・日本暗殺秘史』の
記述だと犯人が星亨の居た部屋に入ってから刺殺に至るまで十数秒なんだけど、今作では
星に辿りつくまで同室内の他の人達と大乱闘してます。いやー東映らしい盛り上げ方だよなぁ。

 で、映画も勿論面白かったんですが、実はもっと面白かったモノが。

 
  

 上映後のトークショーにゲストでいらした御三方です。

  真ん中が本作の監督・脚本 中島貞夫 音大
  左が脚本家 高田宏治 大先生
  そして右に何故か、鈴木則文 大監督


いや〜凄い取り合わせですよこれは。
 はじめは中島・鈴木両監督が司会の方の質問に答える形で本作製作当時の
東映の様子や製作の経緯などを話してくださってそれはそれで面白かったんで
すが、途中から高田さんが乱入^^;;、以後は完全に高田さんの仕切り状態に
なって芸人さんのライブみたいになっていきました。
 いや、もちろん別に皆さんネタを仕込んできている訳ではないし、当時の事実を
中心に喋っている訳なんですが、なんだか阿吽の呼吸で長年 営業で廻っている
んぢゃないかと思うようなノリでした。

 ホントに商売できるんぢゃないかしら、この三人?