3D感の在る3Dを久々に見た気がした

 って、ぢゃあ「3D感のない3D」ってなんだよ、ということになっちゃいますが。

 しかしこれだけ毎週のように3D映画が公開されるとそれだけ粗製乱造というか、
とりあえず3Dってことにしとけみたいな作品も出てきてることは事実な訳で、現在の
3D技術が活きるような奥行きのある場面設定とかシチュエーション作りを全然
していなくて「なんぢゃこりゃ」と思ったりすることも最近は多々ある訳です。
 そんな中、先週見た2本はなかなかでした。

 

ヒューゴの不思議な発明


 まぁ、実はヒューゴは何も発明しちやいないんだけど^^;;;
 広大なパリ駅の内部とか、覗き穴から見る世界とか時計塔の内部とか
これでもかとばかりに3D映えする場面を設定してくれていてもうそれだけで
十分^^;; 前半の公安官とヒューゴの追いかけっこのシーンでホームを
公安官が走るところの「立体感」はホント凄かった。
 物語自体は・・・・ジョルジュ・メリエスが実際どんな障害を送ったのかが
チト分らないのでなんとも言えないんだけど、映画の後半〜ラストのような
展開が実際に在ったのなら、安心するのだがあの展開がフィクションだったら
後味悪いなぁ。

  

国立科学博物館インカ帝国展」


 まぁ展示はともかくとして〜あ^^;;; いやいや面白かったスよ〜見物の
最後に控えている「3Dシアター」が、自分としては一番盛り上がりました。
『ヤマトよ永遠に』のワープ・ディメンション方式もかくやと思う途中から
画面の大きさが左右にググッと広がる演出も含めて^^;;;マチュピチュの遺跡
を上から下から横から斜めからもうぐるぐる駆け回る映像は迫力満点。実際
の遺跡を3D撮影した部分と遺跡のCDIとのバランスもよく、真夜中の天然
プラネタリウム状態や遺跡全体が朝靄に飲み込まれる瞬間、上空を飛ぶ鷲の
視線で俯瞰する遺跡と、3Dでしか表現できない感覚を存分に楽しめました。
入場料払って此れだけ見ても充分に元が取れた感じですよ^^;;;

 あーあと、インパクト在ったグッズとしては、「インカコーラ」でしょうか・・・・
日本語でアメリカ産って缶に印刷してあるけど・・・・。
 あとなんでだか、ラテン系風の男性と自称インテリ系風な日本人女性のカップルが
やたらと目についたんですが・・・・。展示絵画のスペイン語?をこれみよがしに
読み上げるのもいいんだけど、わざわざ国立科学博物館にデートに来なくても
いいんぢゃないかと・・・・・。