ヘヴィなトーフォーDAY

 月に一度、毎月14日は「トーフォーの日」とのことで、
全国大体の^^;;;TOHOシネマズは¥1,000均一で映画が
見れます。
 よっしゃ安いんだからガンガン見るどーーーっ、と勢い
づいてみた訳ですが、選択の組み合わせには気をつけた
方がいいかも、という・・・・・。


 この日の一本目。
 
 裏切りのサーカス 
 渋いっ、渋すぎるっ、あまりに渋くて寝そうになった!!!!!!   
 いやまぁ必死で堪えましたけれど、別に退屈という訳ではなくて、
本当にいぶし銀のような語り口ですよコレ。安易な盛り上げ・コケ
オドシ演出は一切なし。渋い、渋すぎる。
 『テイラー・オブ・パナマ』とか『ナイロビの蜂』とか、ジョン・ル・カレ
原作の映画でハズれと思ったことがない自分にとってはこれも当たり
でしたが、例によって原作を読まずに映画を見たので、ゲイリー・オールドマン
扮する「スマイリー」がもう、色んな意味で怖くて怖くて一瞬も安心できない
というか・・・・そういう意味でもこのキャスティングは大正解でしょう。今まで
数々の悪役・変態役^^;;;を演じてきたゲイリー・オールドマン、もう立ってる
だけ、ズレた眼鏡を直すだけで、次の瞬間なにかとてつもなく凄いことが
起こるんぢゃないかと思ってしまう^^;;;
 ただ、最後の「犯人」の末路について、あれは要するにあの二人がねんごろ
だったということでしょう? パンフレットの解説だと単なる「酷い目合わせ
やがってコノヤロー」の結果みたいに書いてあるんだけど、だったらそもそも
あんな物語展開でガッコの先生とかやってる風ににならないじゃん。


 この日の二本目。
 
 私が、生きる肌
 まぁ一応ねぇ、『顔のない眼』という映画がトラウマになってる^^;;;
自分としてはですね、「移植/誘拐監禁/既知外医者モノ」(どんなジャンル
ぢゃっ)は見とくかと思うわけですよ。
 しっかし、これはねぇ・・・・。
 まぁこの監督の作品、実はちゃんと見たのは『トーク・トゥ・ハー』だけ
なんですが、あれも、なんでそんな方向に行くかなぁっちゅう話だったし
なぁ。
 いや真面目に考えて考えて考えた末にこうなってるんだとは思うんですが、
なんかもう突き抜け過ぎてぐるっと廻ってお笑いの領域に入ってないか此れ?
とまで思ってしまったりしたのですね、結局。下手に登場人物の内面を描かず
俯瞰で話が進むのでなおさら、「これコントぢゃないよな」などと自分のボンクラ
脳は思ってしまったのでした。
  力作は力作です。よく一本このネタでで作ったと思います。にっちもさっち
もいかないもどかしさ、己の体内で発酵してくる狂気に満たされていく感覚が
ヒリヒリ来ます・・・・真剣に見れば。



 二本見て疲れました^^;; 心地よい疲れではあるんですが。なのでこの日は
二本で御仕舞。あ゛〜来月は何も考えないでいい映画見よう。