映画を見ながら、 其処に、俺が居た・・・・・

・・・・等と、思うことはなかなかないのだが、ここには居た、数十年前
の自分が、と、思った。

 
 桐島、部活やめるってよ  


 運動部の奴等とか嫌いで嫌いで仕方なかったし、
とにかく8mm映画を撮る時間を作りたくて校内
球技大会で自分のクラスが一番弱そうな種目の
チームに入って一回戦負けしたし、こんなコトして
たら絶対に浪人すると思いながらも3年になっても
カメラ持って校内走り廻ってたし、そうゆー、バカ
高校生だった自分を思い出させてくれたと同時に、
当時の自分の度量・視界の狭さをやや客観的に
笑い飛ばす余裕がいくらか身に付いたことを
気付かせてくれた、貴重な一本。



 ちゃんと青春映画になってるのが凄かった。
 主題歌が『Q10』の高橋優なのが凄かった。 
 神木隆之介が撮っていた「ゾンビ映画」が原作には
ない映画オリジナルネタなのが凄かった。
 橋本愛があらゆる意味で凄かった。
 あのクライマックスに持っていくとは凄かった。
 神木クンが使っていたのはZC1000だったのか? だとしたら凄かった。


 凄かった。