信念とか、忠誠とか、信頼とか・・・・・しかし変態三角関係^^

あ゛〜、このシリーズは『リビング・デイライツ』から公開時に劇場で
見続けてますが、見終わってこんな疲れ方をしたのは初めてだ。

 
 
 スカイフォール

 007シリーズ50年の蓄積がなければ成立しない、しかし今までの
ジェームス・ボンド映画のどれにも例えられない、というかこれで良い
なら今後どうなってしまうのか、でも凄い、燃えた、静かに燃えた、
英吉利映画な007だっ・・・・って今までもイギリス映画だけれど。この
渋さはなんだなんなのだ。 まぁアカデミー賞監督率いるチームが撮ると
所々ハッとさせられるヴィジュアルは在ったなぁ確かに。まぁ問題は
それが物語にどれだけマッチしてたかだけど。
 非情な世界に生きる者にとって運命を分けるのはほんのちょっとの差、
ちょっとした偶然、運。だからこそ、その者の信念が、愛国心が、同僚
への信頼がその者の生き様死に様をより明確に分け隔てるのか・・・・。
 などというのは表向きのお題目で^^;;;
 もーこりゃMおばさんを巡っての精神的三角関係ぐぢゃぐぢゃの話
でしょ。粘着ストーカー男が元上司につきまとって無理強いするのを現
部下が止めるって要約しちゃうと身も蓋もないですが。
 今までのパターンというパターンを叩き壊して廻るみたいな展開にも
ビックリしたけど、そこまでやっといてラストシーンがあのセットかよ、
というのも凄い。クライマックスだって『ユア・アイズ・オンリー』より
も『慰めの報酬』よりも突き抜けちゃったもんなぁ・・・・あ、そもそも
そういうのが無い『カジノ・ロワイアル』てのが在ったか。ただなぁ・・・・
理屈は分からないでもないけど仕事してないだろMi6。普通来るよなぁ
あそこで。今回分からないのはあそこだなぁ。しかしダニエル・クレイグ
になってからって、いつも「さあ、次からいわゆる「007」だ」みたい
な作品ばっかり^^;;;のような気がしないでもないんだけど、次作は
「みんなが知ってる007」になるのかなぁ。

 しかし今回の主題歌はいつもに増して歌詞が奥深いとオモタ。
 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20121202