これがニュー『相棒』スタイルかっ

 最近では相当なハードさだと思った昨夜の
シーズン9 第6話「暴発」。

 事件関係者が迷惑しても、被害者遺族がさらに悲しみに
暮れることになっても、頑として真相を公の下に晒してし
まう「真実解明マニア」とも言うべき杉下右京。それをや
ってしまった瞬間の、ある種のカタルシスと相反する
「恐怖」のようなモノのせめぎあう感じが、『相棒』の
ひとつの魅力であることは間違いないと思っていたのです
が、なんと昨夜は。
 神戸が内村刑事部長と手打ちして事実隠蔽の片棒を担ぐ
という展開。

 ここか。この微妙な杉下と神戸の距離感なんだな。亀山
の場合は視聴者目線でオロオロしている感じで、それは
それでよかったんだけど、一歩踏み込ませた感じですかね。
実際今まで、何でもとにかく真実を暴えちゃえな杉下の
行動がその後の作品内の現実にどういう影響を及ぼしたか
って、名物キャラ登場編以外はそんなに描かれてなかった
と思うんですが・・・・あ、鈴木杏樹が居たか^^;;;  と
もかく、その辺のフォローというか、杉下の真実暴露パニ
ック^^;;;の後にさらにもう一回、話を捻るというこ
とが出来るようになった訳で、こういう神戸の使い方は
面白かったと思います。
 
 まぁ欲をいうと警察庁警備局に居た頃のスキルを活かし
た行動〜シーズン8#3「ミス・グリーンの秘密」みたい
な、犯人の気を引きつつ、狙撃手との間に割って入って
犯人が撃たれないようにしたみたいな〜がもっと在ると
いいんだけどなぁ神戸・・・・あ、その回の脚本は太田愛
さんだったそういえば。

  ・・・・多分、杉下の離婚の理由ってあのマニアックさ
なんだろーなー・・・・でも理由が言及されてるエピソードってあ
ったっけか? 
 あ、そーか、神戸のプライベートが登場以来殆んど描かれず、
逆になにかと たまきに絡んでいくのは今後その辺も描くつもり
なんだろうか。
 来週なんか予告編を見てると話のツカミは神戸とたまきの
デート^^;;;だし。