なんか『妖怪人間ペム』に毎週泣かされている。

 結構 前になってしまうが、『ハルモニア この愛の涯て』を
見た時に、この枠(土9日テレ)・某事務所の出演者・櫨山裕子P
絡みの作品の最高作だと思った。
 しかし、『妖怪人間ベム』は軽々とそれを越えてしまった。
 勿論『ハルモニア』は私小説みたいな作品だし同じ視点で
見ることは出来ないのだが、にしてもこの濃密度の物語空間
は近年の日本のドラマでも最高峰に属するんぢゃないかと思う。
 大人向き?番組も含めて、負の面を持ったヒーローという
ものが最近は日本のTVの中では活躍しにくいのではないかと
思うのだが、いくら人のために頑張っても称賛されない(前半の)
主役3人の姿はまさにアンチ・ヒーローで、ちょっと身震いを
覚えた。

 どことなく、70年代のドラマ版『超人ハルク』を彷彿とさせる
気がするのも、気に入った理由の一つかもしれない。