深田恭子に生活感は要らないと改めて確認した『ワイルド7』

 やーーーーっと見れた。
 
 
 ワイルド7
 
 正直なところ、原作をちゃんと読んでない、というか10年
以上読み返してなくて完全に忘れてるし、TVもろくに見た
ことなくで、♪ドっブっさっらい〜でカラオケが盛り上がっ
ていても確かに歌としては面白いなと思いつつもここまで
過剰に盛り上がるってどーゆーこと? 俺と一緒にカラオケ
する人はポリスアクションって他に見たことないのか? と
まで思っていた。
 そんな不勉強な俺だが、今作には燃えた!!!!

 邦画で、という言い方をしてしまうとちょっと卑屈だが、
いやいや、洋邦関係なく結構いい意味でお金使ってる。
・・・・つか配給ワーナーだし外国資本なのかこれ。ノーヘルの
バイクで街中ガンガン走り回るとか、ロケセットのビルん中
でもドカドカ爆破シーンやるは、とにかく見せてくれましたわ。
難をいえば武器等のディティール描写をう少し凝ってもいい
かなとも思ったけど、今後の課題でしょう。 ワイルド7
一人一人の事情/過去も描きこんでくれればベストだったけ
ど、まぁそれも必須じゃないし。
  荒くれ者^^;;;集団のワイルド7に相対することになる
のが情報武装した悪官僚という展開のさせ方も単純に
アクション物に終わらずによかったし・・・・まぁ、予算規模か
もう一回り大きかったらクライマックスの下りに殺し屋でも
登場させてもうひとドンパチも出来たんだろうけど、物語を
語るにはあれで十分でしょう。
 それと深田恭子ですねぇ。先日 六本木のTOHOシネマズ
での【「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
公開記念!!ロッポンギ・アニメ・ナイト〈大葉健二祭〉よろしく、
勇気!】で会った知人ともちょっと話したけど、別に深田恭子
昔から嫌いではない。『リング2』で最後まで生き残るんだけど
貞子の呪いを溜め込んじゃう変な表情とか、『下妻物語』のアレ
とか、『富豪刑事』とかずっと見て来てると、やっはりこの人には
生活臭のする役は似合わないと思う。
 別にそれが悪いとかリアルぢゃないというんぢゃなくて、そういう
ものから外れた所で絶妙な味、現実味のないこそのリアル感・純粋な
感情表現を出す人なのだなぁと改めて思った。
 もう、あれですよ。
 柴俊夫クラスのジャンル役者ですよこの人は。