ゲテ物語好き^^;;;な自分にとって、娘。の舞台では
『ステーシーズ』映像作品では『ナマタマゴ』がベスト
なのだが(保田圭が殺人犯というヲチ^^;;;に於いて、
三毛猫ホームズの犯罪学講座」も捨てがたいのだけど)、
『ごがくゆう』はなんかもう少し非常に惜しい、という
感じなのであった。
 別にメンバーの演技がどうだとかそういう所は全然見て
いなくて・・・・あ、いやいや見てるんだけど飯窪さんを
中心に・・・・まぁそれはまたベクトルの全然違う話なので
此処では割愛する・・・・この物語というのはそもそも、映画
『ミッション;8ミニッツ』のような多世界解釈の話だった
のではないか、と思ったりした。あるいは劇中でミラーが
想い描いていた物語こそがハッピーエンドの結末であって
現実はリュウが予見した方だったのではないか、それが
まぁ色々と何かあって上演された形に落ち着いたのでは
ないかなぁ、と思ったりした。どうもあの、あそこまで
見せておいてのいきなりなハッピーエンドへの転換が
自分としてはしっくりいかなかったのである。
 気になった点は他にもあって、あのハッピーエンドでも
フェイの中の奥深くにあるドス黒さが無くなった訳では
なくて、ある意味リオンがストッパーになることで小康
を保つのであり、つまりはリオンはフェイから離れること
はおそらく出来ないだろうと思われる。これはリオンに
とってハッピーな結末なのかどうなのかだが、その辺りの
懸念というか不安要素の描写は劇中では綺麗にスルーされ
ている。別にアンハッピーで在れというつもりではないの
だが、危なげな要素が結構ゴロゴロしているのに、力技で
ひとまずハッピーエンドに持って行ってしまい、不安要素
は同様に力技で回収することなく放置、というところが、
もうちょっと細かく練り込んで欲しいなぁと思ったりした
のだった。・・・・まぁ、あくまで「アイドルグループ」モー
ニング娘。のメンバー主演のお芝居という大前提がある訳
だが。でも『ステーシーズ』とか『ナマタマゴ』という
作品が既に存在するのだからねぇ。
 あーあと、『ステーシーズ』もそうだったんだけど、
もう少し飯窪さんにストーリーそのものに関わる役柄を
与えられないものなのだろうか? 丹羽多聞アンドリウ
にはなんとかして頂きたいところである。