兄貴!!!!!!!!!!!!!!!!!

  俺には心に「兄貴」と思った男が居る。

  ジェイソン・ステイサム(俺より歳下だけど。)

  俺がもう30年早く生まれていたら、きっとジャン=ポール・ベルモンドを兄貴と思ったに違い
ないが、21世紀に生きる俺にとって兄貴と呼ぶべきはただ一人、

  ジェイソン・ステイサム(俺より歳下だけど。)

 そんな兄貴の新作が公開されたとなれば見ない訳にはいかない!

 

 デス・レース

 イヤー、オリジナルの『デスレース2000年』って昔見た記憶はあるんですけど
ほぼ100%中身は忘れてました。 しっかし、今回、実に兄貴ライクな作品に
なっておりました。
 兄貴の前作『リボルバー』が実に内向きに複雑というか、哲学映画な感じだった
ので、いよいよ兄貴もそういう方向へシフトしだしたのかと思いましたが、これは
ガイ・リッチー監督の趣味嗜好だったのね。
 『エイリアンvsプレデター』一作目のグダグダぶりがいまひとつ許せなかったポール・
W・S・アンダーソン監督ですが、今回はいい仕事したとおもいます。クライマックス
〜ラストのノーテンキな展開もいいでしょう。不景気だし。どーせハッピーなラストにする
んだったらあれぐらいやってくれた方が気持ちいい。

 実は兄貴は全編通じて無用な殺生はしていないという都合のいい筋立てになって
しまっている訳ですが、勢いで最後まで見せていくのはさすがです。・・・・まぁ、後半に
登場した「最終兵器」が何をしたかったのか今一つ分かり難いかなぁと思わないでも
なかったですが、プロレス中継でも変身ヒーロー物でも盛り上がっくるのは乱入者が
出てきてから^^;;だしなぁ。

 ともかく兄貴度満載の今作、素直に楽しめました。兄貴っ、これからも付いてくぜっ!